katoreen101の日記

学校教育と授業研究・アートと猫と…あとはあれこれ

2019-01-01から1年間の記事一覧

ドラマ『チェルノブイリ』を観るべき3つの理由

このところ すっかり海外ドラマのトリコになっている。 もともと映画は好きだったが、ドラマはそれほどでもなかった。それが、アメリカのテレビドラマのおかげで、今や毎日楽しい。 映画だと、せいぜい2時間程度。その完結性もいいのだけれども、普通、ドラ…

オープンダイアローグのセミナーで東大に行った話〜その1

12月1日、オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)主催のセミナーが行われ、参加してきました。 場所は東京大学本郷キャンパス鉄門記念講堂、医学部にあるホール。 日本の推しも押されぬ最高学府、しかも医学部の建物に入るとあって緊張… 土…

対話で出会いなおす 〜オープンダイアローグに学ぶ教師のためのツール考察②その2〜

実は、②-その1を書いた直後、オープンダイアローグジャパンのセミナーに足を運びました。 私にとっては大変学びになったセミナーでした! そこでの話や感じた事は、また後に述べるとして、一点、追記したいことがあります。 「オープンダイアローグ」自体は…

対話で出会いなおす 〜オープンダイアローグに学ぶ教師のためのツール考察②その1〜

前回の記事では オープンダイアローグに学ぶ対話の本質1、«体験している世界»を内側から感じる2、«多様な声»が生じる場にする3、«新たな理解»を一緒に生み出す そんな場が学校の中に、 いつでも用意されている=日常に散りばめられている事の大切さについて…

対話で出会いなおす 〜オープンダイアログに学ぶ、教師のためのツール考察①〜

対話で出会う新たなコンテキスト 何か解消したい問題がある時、できるだけ早く、それに関わるメンバーで車座になり、ゆったりとしたペースで語り合う。気持ちを共鳴させながらじっくりと聴き合う。消して、性急に結論を求める事なく、多様な声を重ね合わせな…

対話で出会いなおす 〜オープンダイアローグに学ぶ教師のためのツールを考察してみる〜

公認心理師の資格を取ったものの それに見合う資質がなければどうしようもない。 ネットワークにも組織にも加入していない私は、せめて文献で学びましょう、とAmazonで本を物色していた。 書評などを参考にいろいろ調べる中でどんぴしゃ、どストライク 「こ…

風と砂山の記憶 〜エピローグ 学校の残したもの〜

少子化や過疎化のあおりを受けて北海道でも大変な勢いで学校数が減少しています。 私がこのブログで何篇か記してきた「風と砂山の記憶」の舞台である石狩市立石狩小学校も今年度末で146年の歴史を閉じます。 明治6年 開校なので、北海道開拓と共に開かれた学…

風と砂山の記憶 〜エピローグ・閉校〜

あの角を曲がったら、学校があるはず。 と思ったら、殺伐とした野原が広がっている。 鉛色の空から斜めに突き刺さるようにみぞれが叩きつけている。 道を間違えただろうか、と思った矢先に 視界の右端に風変わりな円形のくすんだオレンジの建物が見えた。 そ…

主体的で対話的な深い学びの風景⑥ 〜今年も訪問!最北端の町 Part1〜

9月の半ば、昨年度から訪問させていただいている、最北端の町、稚内市のW小学校に今年も訪問させて頂く機会を得ました。 前日に稚内に入り、夜はW小の先生たちと一緒に、さすが最北端の港町と心底唸らされる海の幸を堪能しました! 居酒屋ルパン最高!太鼓判…

第2回公認心理師試験 合格発表!さて…

本日14時、日本心理研修センターのHP上で合格発表がupされました。 Up直後は混み合っていてなかなか開かないのではという事前情報でしたが、すぐ開く事ができました。 ドキドキドキ… さて、合否は! と、その前に まず内訳や合格基準を覗きました。 で、驚い…

第2回公認心理師試験 合格発表直前

「公認心理師」国家試験の合格発表がついにあさってになりました! 心理系の唯一の国家資格である「公認心理師」は制度ができたばかり。 厚生労働省と文部科学省がダブルネームで認定登録を行います。 また、「心理師」は名称独占資格で、公認心理師でないも…

八郎潟を訪ね、五能線を見つめて思ったアンビバレンツ

こんにちは ものすご〜〜く、 久しぶりの記事になってしまいました。 8月4日に公認心理師の国家試験があり、その勉強に(一応)勤しんでいたためです。 無事(でもないけど)に終わり、今は9月13日の発表を待つばかりです。 試験については後ほど色々つぶや…

いきなり猛暑!学校はどうして水筒を持ってくることを許さないのか②

北海道、暑い日が続いています。 昨日一昨日、5月なのに猛暑日なんて、長いこと北海道に住んでいる私たちは本当にびっくりの2日間でした。 昨日は月曜日、S市の多くの小学校ではこの週末に運動会を予定しています。 それに向けて、運動会の練習が予定されて…

鎮魂の旅を終えて

今年のGWは10連休。 この休みを利用して東北地方に出掛けました。仙台から山形、福島そして宮城と巡りました。 前半は土砂降りの雨に当たったり、寒さに震えたり、山道で霧の中、道を間違えたりしました。 しかし、この低温のおかげでか、遅咲きの桜があちこ…

今更ですが「心理学」の勉強を始めました①

久しぶりの更新です。 実は今、夏に行われる心理の資格試験の勉強に勤しんでいるのです。 受験勉強なので、ひたすら 「知識を詰めこむ」 日々にせねばならないところではあるものの… なかなか進まず焦っています… なぜ今更「心理」の勉強など、と周りの人か…

教育の中のマイノリティーを語る 〜札幌市民交流プラザ・札幌市図書・情報館にて前川喜平を読む〜

札幌市市民交流プラザ札幌市図書・情報館に遅ればせながら、 初めて来ました。 ここの図書は貸し出しはできないのですが、カフェの様な素敵な雰囲気の館内でじっくりと読むことができるのです。 www.sapporo-community-plaza.jp 最近始めた心理の資格試験の…

風と砂山の記憶8 〜風で遊ぶ・つくることと学ぶこと〜

前回は吹雪の話でほぼ終わってしまいました。 記述している間に色々思い出し、話が止まらなくなってしまいました。 そんな、北海道の厳しい自然の中。 今、学校の統廃合が進み、僻地の学校が急速に数を減らしています。 風と砂山の記憶シリーズの舞台になっ…

風と砂山の記憶7 〜吹雪の日〜

今、北国は一年で一番厳しい季節をむかえています。 石狩湾から入り込む強い西風が吹くと、降り積もった粉雪が舞い上がり、辺り一面真っ白。視界が効かない中車で前に進むとあっという間に吹き溜まりにはまり込んで身動きができなくなるなんてよくあること。…

風と砂山の記憶6 〜「風を観る」子どもたち〜

海べの町の小さな小学校にいた時のことを綴っています。 今日もその時の忘れられないエピソードの中の一つを紹介します。 いつもの教室の風景 中休みやお昼休みを終えて教室に子どもたちが戻ってきます。 「さあ、遊びの時間は終わりですよ。気持ちを切り替…

風と砂山の記憶5 〜「王国建設」の話〜

おはようございます。 昨日今日はセンター試験。 この時期の北海道の気候は日々変わりやすく厳しいものがあります。 今年はどうやら2日間ともまずまずのお天気で試験に支障がないようですが 試験前日に当たる一昨日はなかなかの吹雪でした。 交通機関にも支…

風と砂山の記憶4 〜「お魚」続編

皆さま あけましておめでとうとございます。 良いお年をお迎えでしょうか。 私の住む北国のS市はここ数年の例にもれず、雪の少ない新年を迎えています。 昔はもっともっと雪の量も吹雪の回数も多かったように思うのは気のせいでしょうか。 さて、年末書類の…