katoreen101の日記

学校教育と授業研究・アートと猫と…あとはあれこれ

図工美術

対話で出会いなおす 〜オープンダイアローグに学ぶ教師のためのツール考察②その2〜

実は、②-その1を書いた直後、オープンダイアローグジャパンのセミナーに足を運びました。 私にとっては大変学びになったセミナーでした! そこでの話や感じた事は、また後に述べるとして、一点、追記したいことがあります。 「オープンダイアローグ」自体は…

対話で出会いなおす 〜オープンダイアローグに学ぶ教師のためのツール考察②その1〜

前回の記事では オープンダイアローグに学ぶ対話の本質1、«体験している世界»を内側から感じる2、«多様な声»が生じる場にする3、«新たな理解»を一緒に生み出す そんな場が学校の中に、 いつでも用意されている=日常に散りばめられている事の大切さについて…

風と砂山の記憶 〜エピローグ 学校の残したもの〜

少子化や過疎化のあおりを受けて北海道でも大変な勢いで学校数が減少しています。 私がこのブログで何篇か記してきた「風と砂山の記憶」の舞台である石狩市立石狩小学校も今年度末で146年の歴史を閉じます。 明治6年 開校なので、北海道開拓と共に開かれた学…

風と砂山の記憶8 〜風で遊ぶ・つくることと学ぶこと〜

前回は吹雪の話でほぼ終わってしまいました。 記述している間に色々思い出し、話が止まらなくなってしまいました。 そんな、北海道の厳しい自然の中。 今、学校の統廃合が進み、僻地の学校が急速に数を減らしています。 風と砂山の記憶シリーズの舞台になっ…

風と砂山の記憶7 〜吹雪の日〜

今、北国は一年で一番厳しい季節をむかえています。 石狩湾から入り込む強い西風が吹くと、降り積もった粉雪が舞い上がり、辺り一面真っ白。視界が効かない中車で前に進むとあっという間に吹き溜まりにはまり込んで身動きができなくなるなんてよくあること。…

風と砂山の記憶6 〜「風を観る」子どもたち〜

海べの町の小さな小学校にいた時のことを綴っています。 今日もその時の忘れられないエピソードの中の一つを紹介します。 いつもの教室の風景 中休みやお昼休みを終えて教室に子どもたちが戻ってきます。 「さあ、遊びの時間は終わりですよ。気持ちを切り替…

風と砂山の記憶5 〜「王国建設」の話〜

おはようございます。 昨日今日はセンター試験。 この時期の北海道の気候は日々変わりやすく厳しいものがあります。 今年はどうやら2日間ともまずまずのお天気で試験に支障がないようですが 試験前日に当たる一昨日はなかなかの吹雪でした。 交通機関にも支…

風と砂山の記憶4 〜「お魚」続編

皆さま あけましておめでとうとございます。 良いお年をお迎えでしょうか。 私の住む北国のS市はここ数年の例にもれず、雪の少ない新年を迎えています。 昔はもっともっと雪の量も吹雪の回数も多かったように思うのは気のせいでしょうか。 さて、年末書類の…

風と砂山の記憶3 〜「お魚」を描いた写生会のこと〜

こんばんは。 今日も海辺の小さな学校での話です。 ラデッシュの話の少し後の事だったと記憶しています。 www.katoreen.com 最近はほとんど見なくなった学校の取り組みの一つに 「写生会」 というのがありました。 かつてはどこの学校でも取り組んでいて、 …

風と砂山の記憶2 〜海辺の小さな学校.図工の時間のこと〜

もうずいぶん昔の話なのですが 軽トラは新卒で道央の中都市の大きな中学校に勤めました。 教科は美術。 軽トラはグラフィックのデザイナーになりたくて美術系の学部のある大学に進学しました。 ところがそこは教育大学で、周りのみんなが教員採用試験を受け…

転校生はアーティスト!〜おとどけアート事業のお話〜

こんばんは 初雪がいつ降るのかと思いながらもう11月も半ばになってしまいました。 軽トラの住んでいるS市は、いつもの年なら10月の末には初雪、今頃は積もったりしているのに今年は記憶にない雪の便りの遅い年です。 さて 今日は 「おとどけアート」と…

新学習指導要領・図画工作科に求められること

これからの図画工作科について考察してみた 30年度から新学習指導要領への移行が始まる。私の勤務していたS市においても市教委主催の説明会などが行われ、各現場では特に英語の時数の確保や道徳の教科化などへの準備などに関心が高まっている。 しかしなが…