行列を覚悟でも絶対行っておくべきニューヨーク近代美術館(MoMA)。印象派からシュールレアリズム、ホップアートの名作の本物を浴びるように観るにつけ、なぜ20代の頃に来なかったのだろうと後悔至極。
今よりはるかに多感だったあの頃に来ていたら大きな影響を受けてその後のアート観が大きく変わったに違いない。
で、このMoMA PS1。
20代の頃に来ていたとしたら、変わったのはアート観ではなく、たぶん人生だと思う。
あの頃ここに来てしまっていたら、私はおそらく日本には帰らなかったに違いない。
PS1は展示されているコンテンポラリーアートも、ロケーションも、コンセプトも何もかもぶっ飛びでカッコイイ。そのかっこよさたるや、もはや日本に帰ってしまう理由など、ぶっ飛んでしまうに十分だ。
と、20代の私は思ったに違いない。
地下鉄でイーストリバーの下をくぐりクイーンズ地区ロングアイランドへ
基本コンテンポラリーアートを中心としたオルタナティブなスペースのPS1は年間50本ほどの企画展をうっている。
PSはPublic School(公立学校)の略。元はニューヨーク市立の小学校だったとの事。
元学校だけあり、案内も黒板。
廊下も元学校感たっぷり。展示室の展覧会会場感と交互に出てくるのがおもしろい。
素材感むき出しの階段の壁にも何気にアートが描かれている。
この作品が1番好きだった。2人のお話がいっぱい聞こえてくる。2人の生きている世界を想像する。豊かな人間の姿を感じることができる。
20代の時にここを訪ねなかった私は、無事に日本でこの年まで過ごしている。
が、私の血を引いた長女は、20代半ばにニューヨークを訪れてしまい、案の定、そのまま日本に帰ってこない。
同じクイーンズの隣の地域、SunnySideに住みついてしまった。
やっぱりね。わかるわ…
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